ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアの回線と比べると、格安simの通信速度は遅くなります。

実際に多くのサイトや研究機関などで格安sim速度の実測値を時間帯・場所・日にちにわけて調査をしていますが、
3大キャリアに比べて数値で表すと、大体5分の1以下になる場合が多いです。

ただし、数字上5分の1になっても、今まで使っていたiPhoneでのインターネットや動画を見る速さが5分の1の遅さになるわけではありません。
そこで、通信速度が遅くなる時間帯や、いったいどのくらいの速さがあれば快適に使えるのか、おすすめMVNOの選び方についてまとめました。

格安simの通信速度が遅い時間帯

格安simは、基本的に利用する人が多くなる時間帯に回線が混雑し、速度が低下します。

具体的に、格安simの速度が低下する事が多い時間帯は、下記の時間帯です。

  • 7時~9時頃・・・通勤・通学の時間帯で電車内などで利用者が多い
  • 12時~14時頃・・・お昼休みの時間帯で利用者がとても多い/li>
  • 17時~19時頃・・・会社、学校帰りの時間帯
  • 21時~23時頃・・・帰宅後家で利用する時間帯

この中でも特に、12時~14時頃のお昼休みの時間帯が遅くなる傾向にあります。
多くのデータを扱うアプリのダウンロードや動画閲覧は、なるべくお昼(特に12~13時頃)の時間帯は行わないほうが良いと思います。

通信速度・上りと下りって?

通信速度と一言で言っても、上りと下りの通信速度があります。
通信速度の単位はMbps(1秒間に送れるデータの量)で表します。

上りの通信速度とは、インターネット上にデータ送信をする際の通信速度のことです。
(upload・アップロードとも呼ばれます)
具体的には、twitterで発言したり掲示板への書き込み、メールやLINEの送信をするといった際の速度のことです。

下りとの通信速度とは、インターネット上からデータを受信する際の通信速度のことです。
(download・ダウンロードとも呼ばれます)
具体的には、インターネットでサイトを閲覧したり、ファイルやメールの受信の際の速度になります。

このうちiPhoneで格安simを使うのに大切なのは下りの速度です。

上りの速度は、格安simの通信速度が遅くなる時間帯に、大量に画像データをアップロードするといった使い方をしない限りは、そんなに気にする必要はありません。

実際に必要な通信速度は?

LINEやメールをするのに快適な通信速度

LINEやメールなどで文字情報をやりとりする場合は、通信速度はそれほど必要ではありません。
0.2Mbps程度あれば、問題なくやりとりできます。
通信速度制限がかかっている状態でも、文字情報だけならほぼ問題なくやりとりができます。

インターネットでサイト・ページを見るのに快適な通信速度

インターネットでどんなサイトを見るのかにもよりますが、大体1Mbpsあれば、快適にインターネットをすることができます。
それより遅くても、読み込みに時間がかかるか、画像が表示されるのが少し遅くなるかもしれませんが、全く見られないといったことはありません。

SNS(ツイッター・Facebook・instagram)に快適な通信速度

文字のやりとりだけであればそれほど通信速度は必要ではありません。0.5Mbpsもあれば充分かと思います。
画像を多く開く場合でも、1~2Mbpsもあれば問題ありません。

ゲームをするのに快適な通信速度

ゲームによって必要な通信速度は違うため、一概には言えませんが、パズドラやモンスト、ツムツムのようなプレイ中のデータ通信量の少ないものなら、0.5~1Mbpsくらいあれば充分かと思います。
初期データの読み込みが多い、オンラインで対戦するようなゲームであれば、3Mbps以上必要になる場合があります。

動画を見るのに快適な通信速度

iPhoneでYoutubeなどの動画を見る場合、標準的な画質なら0.5-1Mbpsくらいあれば、最初から最後まで止まらずに動画を見ることができます。
高画質でも、2Mbpsほどあれば問題ありません。
ストリーミング再生で、動画のすべての容量を一瞬でダウンロードするわけではなく、見る分だけ少しずつダウンロードとなるため、とにかく速ければよいというわけでもありません。

アプリのダウンロードに必要な通信速度

アプリはデータ容量が大きいため、速度が速いほどダウンロードが早く、遅いほどダウンロードに時間がかかります。(遅すぎるとダウンロードできない場合もあります)
軽いアプリであれば1~2Mbps、3Mbpsくらいあればほぼ問題なくダウンロードできるかと思います。

ただし、格安simではなくドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアを使っている場合でも、アプリのダウンロードは重さや通信時の環境により遅い場合もあります。
できればWi-Fiでのダウンロードとアップデートをおすすめします。

通信速度まとめ

ドコモ、au、SoftBankといった大手通信キャリアが10~30Mbpsくらい、格安simが5Mbpsくらいとすると、動画、インターネット、LINEやメール、ゲーム、SNSを使うといったほとんどの場面で、格安simでも問題なく利用することができます。

格安simの場合は時間帯や契約した格安simによって5Mbpsも速度が出ない場合がありますが、1Mbps程度あれば日常の利用にはほぼ問題ないかと思います。
データ容量が多いのは、圧倒的に「アプリ」と「動画」になるため、格安simが遅い時間帯にアプリのダウンロードや動画閲覧をしないといった対策が必要になる場合もあります。

また、通信速度が速いからといってアプリを何十個も毎月ダウンロードしていると、格安simではなくキャリアでもプランによりますが「データ通信量」の制限にひっかかり、劇的に遅くなってしまう可能性があるため、使いすぎには注意が必要です。
家にいる間はWi-Fiにつなげるなどして、満足いく速度でダウンロード、通信量も節約をするのがおすすめです。

格安simの速度比較について

多くのサイトで、実際に格安simを契約、データ通信の速度を比較しています。
実際の速度を知る上で非常に意味のある事ですが、1回の測定で速いから、速い格安simだということではないため、注意が必要です。

理由としては下記の通りです。

  • 格安simの通信速度の速さは、数ヶ月くらいで変わる可能性がある

契約者が増加すると速度が遅くなる傾向にあります。キャンペーンなどで利用者が大幅に増加すると、その時期は非常に遅くなるという事が考えられます。
申込み時点ではとても速いと口コミがあったのに、使っていくうちにどんどん遅くなり改善されないといった事態も考えられます。

  • 計測した場所によって変化する

計測する地域によって大きく速度が変わることがあります。例えば、東京のこの場所でこの時間に測ったらものすごく遅かったけど、実は地方の回線が空いているところで使うとそれなりに速かったという場合もあります。

  • スピードテストアプリで測った場合、アプリの結果だけ早く表示するMVNOも存在する

MVNOによっては、スピードテストアプリでは速い結果を表示するが、実際に使ってみると遅いといった事もあります。
測定方法としては、スピードテストアプリで表示された数値だけではなく、実際の動画やサイト閲覧でどのくらい速かったかも考慮する必要があります。

上記の理由があるため、本当に格安simの速度を比較したい場合は同じ機種で、同日同時刻に、全国各地で、スピードテストアプリではなく同じサイトや動画を再生するといった実測値を測る必要があり、あまり現実的ではありません。
(それでも実際に測定する場所はサンプルとして選ばれた駅などの場所になるため、実際に自分が契約して使う場所とは異なります)

少し調査の表現は難しいですが、MMD研究所という会社が格安simの速度について近い条件で比較をしているので、参考にしてみると良いかと思います。

対応の良いおすすめMVNOは?

あいやすでは、一時的に申込者が増えて回線が遅くなったとしても、すぐに対応をしてくれるユーザーサポートのしっかりしたMVNOをおすすめします。

具体的には、mineo(マイネオ)やIIJmioが運営がユーザー目線と言われています。

mineo(マイネオ)は私も利用していて、ユーザー同士で質問、答えが返ってくる「マイネ王」といったサービスや、運営ブログの更新も頻繁で、新機種などが使えるかどうかいち早く配信をしてくれます。
回線の増強や現在の状況についても、細かく情報を伝えてくれるMVNOです。

IIJmio(アイアイジェイミオ)も信頼性が高く、格安simの中では有名で利用者が多くなっても早めの速度を維持しているようです。
キャリアアップデートの情報などもいち早く配信があり、twitterでの問い合わせにも対応してくれるなど、満足度の高いMVNOです。

通信速度について詳しく書きましたが、あまりネットを使わない、サイト閲覧も少しでLINEやSNS、メール程度といった場合は速度についてそこまで気にする必要ありません。

iPhoneの使い方は人それぞれなので、とにかく安いほうが良い、速度が出たほうが良い等といった自分の使い方にあった格安simを選んでみてください。